人間産業は、人間の主体の差異を消し去り、
官能と人情を人間の機能に変えてしまい、
人間産業に取り込まれた人は、
脱人間化を、人間産業とし、
官能と人情を楽しむ。

ここに人間性は抜け殻となり、
そこに広大な自我を見つけ、
自我と自由と称して、
人間疎外と閉塞感の心の闇を、
楽しく暖かい幸福感と躍動感とする。