お母さんが求めていたことは、お天道様に恥じないことではなかったか。

立身出世でなく、誠実に真実を求めることではなかったか。

そう考えると、感動や幸福は、嘘や妄想となる。
これは国家や文学、宗教や道徳の立場である。

      *。
感動や幸福は、悪魔のお菓子ではないか。
世界は権力が無力を殺して食う世界だ。

これが苦しみの原因ではないか。