人生か芸術か

人生か芸術か。
トーマス・マンの「トーニオ・クレーガー」のテーマだ。
人生を愛するものは創造など出来ない。
人生の愛に生きるのか、創造に生きるのか。

三島由紀夫は「世界一の作家だ。」といった。

     *。
紫式部の答えははっきりしている。
人生への愛に生きることが「普通」の行き方だ。

光源氏をやるな。
神に殺される。

こう考えると三島由紀夫は、神に殺されたのかもしれない。