人を悪魔の餌食にする物語は、人を天国に誘う物語として現れる。
これが両義性だ。

悪魔と天国をパラレル・ワールドと、そこに魂を揺する。
魂はどこに行くのだろう。

  *。
魂は嘘である、魂が言った。

これはパラドックスであり、矛盾である。

これがパラレル・ワールドの本性だ。

そこには魂はなかった。