2009-03-31 。 「ラシーヌ」論でロラン・バルトは言う。神や王や父で人は自己を作り、 社会を生きて、自己を喪失し、 喪失した自己に霊が現れる。これが人間の存在構造だ。これはシテ自己とワキ自己が能をやって、 そこに霊を出力することだ。これは能と同じ構造だ。