人は静かさを放棄した時、実存が必要になる。

    *。
人が安定している、即ち、静かである時は、実存はいらない。

人が逆上せると、実存が必要になる。
実存や現存在は、生を不可能にする死の可能性であった訳だ。

生は死の発振であった。
即ち、死は生を不可能にする可能性であった。