豊かさによる感動や幸福は、
自己を否定し自己を破壊し、
そこに快楽を発振する。

それは自己と人間性を疎外する。

    *。
自己や世界に破壊における幸福と感動は、
発振した感動と幸福だ。

幸福や感動は、
自己や人間性を否定し、
人をモノ化し、記号化し、
自己や人間性を消し去って、
人を快楽機能に作り変えた。

その結果、幸福産業に取り込まれた人は、
最早葛藤を覚えることなく、
自己否定と自己破壊を、
人間の実存行動と思って、楽しむ。

それが感動と幸福の真相だ。

  *。
感動や幸福がいかなる仕組みで展開されるか。

汝自身を知らない。

自身の成立構造を知らない感動と幸福は、
ただの白昼夢と妄想だ。

人類はこんなことに耽っていた。
そこには犯罪と戦争と、狂気と事故に溢れた。

即ち、発振で得られた感動と幸福は、
不安定に溢れ、強者が弱者を殺すことで展開された。